石破茂氏が嫌われる理由
自民党総裁選挙
2020年9月に自民党総裁選挙が行われ、菅総理総裁が誕生しました。
1年が経ち、2021年9月に再び自民党総裁選が行われます。
石破茂氏はこの間、水月会(石破派)会長を辞任して、水月会は他派閥の草刈り場となっています。メンバーは17人と総裁選立候補推薦人(20人)を割り込むまでになっています。
石破茂64歳 総理総裁としては適齢期です。
2021年9月の自民党総裁選に5回目の挑戦はするのでしょうか?
すでに挑戦する資格は失っています。
その理由として
・総裁選立候補は3回までという不文律がある(例外はあるが・・・)
・前回総裁選で3位となり、次回立候補の資格喪失
過去総裁選へ4回以上立候補した人物
石井光次郎 4回
藤山愛一郎 5回
三木武夫 4回(4回目で当選)
麻生太郎 4回(4回目で当選)
この4名だけです。
麻生氏も4回目で当選はしましたが、前回選挙である程度の地位を確保しての敗退でした。石破氏は選挙の度に票を減らしています。
石破茂氏の盟友は誰なのか
安倍前総理が第二次政権誕生の際、菅総理が立候補への強い後押しをしたというのは有名な話です。7年余りの間、麻生財務大臣が常にそばにいて支え続けました。
古くは
強力な地盤を築いた総理には、実力のある盟友が必ずいました。
石破茂氏には、協力に後押ししてくれる影響力のある盟友はいるでしょうか?
今のところ見当たりません。
現在は清和政策研究会(細田派)が第一派閥です。前回総裁選同様、細田派の実質オーナーである安倍前総理が誰を支持するかで勝負は決します。
次回総裁選では、推薦人を確保できるかどうかという可能性が高いと思われます。
石破茂氏が嫌われる理由
①自民党離党の過去
1993年細川政権が誕生して、自民党は野党に転落しました。その自民党が一番大変な時に、当時の森幹事長に暴言を吐いて離党しました。
②麻生おろしに加担
麻生政権の閣僚(農林水産大臣)だったのにもかかわらず、当時の麻生総理に総辞職を要求する。→麻生氏激怒する。
人間は自分のやったことは忘れがちですが、された方はよく覚えているものです。
当然、麻生財務大臣の盟友である安倍前総理はよく覚えているはずです。
今後も石破茂氏はどうなっていくのか
サラリーマン社会でも、出世をあきらめた人間ほど強いものはありません。
安倍政権時、問題が噴出すると自民党の村上誠一郎氏にコメントをもらうためマスコミが日参しました。批判的な発言をもらえるからです。
石破氏もそういったポジションを得て、脚光を浴びるかもしれません。
自民党政権に批判的な勢力からは、コメンテーターとしての役割を期待されています。