2021年東京都議選で小池知事はどの政党を推すのか
決戦前夜
東京都議会議員選挙
2021年6月25日公示
2021年7月4日投票
私の住んでいる葛飾区にも選挙ポスター掲示板が設置され、選挙が近づいていることが感じられます。
2021年10月で衆議院議員の任期満了となるため、総選挙が行われます。東京都議会議員選挙はその前哨戦と位置づけられ、マスコミなどからは注文される選挙となっています。
2017年の選挙では
小池ブームが吹き荒れて、都民ファーストの会が大勝利を収めました。
都議会議員選挙の直後に行われた葛飾区議会議員選挙において、都民ファーストの会は5名擁立して1名の当選。
2018年、小池都知事の地元である練馬区議会議員の補欠選挙において、都民ファーストの会は敗北しています。
2020年7月に東京都議会議員の補欠選挙が4選挙区で敗北しました。都民ファーストの会はうち3選挙において候補者を擁立すらできませんでした。
前回の都議会議員選挙からこれまで、都民ファーストの会所属の都議会議員9名が会派を離脱しています。
前回都民ファーストの会と共闘した公明党は、今回自民党と選挙協力を行うことで合意しています。
2021年5月時点で、小池都知事は都民ファーストの会支持を表明していません。
2021年東京都議会議員選挙において
結果に終わると予想されます。
小池都知事としては、今後の議会運営を考えると都民ファーストの会を支援できない。また都民ファーストの会を見捨てることもできない。
結論として
選挙が終わるまで支持政党を表明しないという選択になると思います。
2016年小池都知事の意向を受けて、都民ファーストの会が設立されました。
同時期に政治塾「希望の塾」も設立され、この希望の塾から2017年に行われた東京都議会議員へと送り込まれたのです。選挙に弱い自民党・当時の民進党から鞍替えした人も多数いました。
2017年には小池都知事自身も都民ファーストの会代表に就任しています。
小池ブームの到来。
「希望の党」を設立しますが、排除します発言の影響で小池都知事の国政進出はなくなりました。
そして小池都知事自身は再選を果たしましたが、都議会議員補選・区議会議員選挙では敗走を続けています。
稀代の勝負師は必ず勝ち馬にのる
小池都知事の政治歴をみてみます。
細川代表に続き、比例名簿2に記載される。
1997年 自由党へ移籍する
当時の権力者である、小沢一郎氏の側近となる。
2000年 保守党へ移籍
自民党移籍を視野に入れた移籍と思われる。
2002年 自民党入党
保守党のメンバーとも決別して、自分だけ清和政策研究会(当時の森派)へ入会。その後の清和政策研究会の隆盛を見れば、先見の明があります。
2005年 刺客候補となり当選
小泉内閣の目玉政策である、郵政民営化関連法案が参議院で否決されて衆議院が解散される。
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郵政民営化反対の急先鋒だった小林興起議員(東京10区)などが注目される。
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当時の小泉総理の秘書官であった飯島勲氏に連絡して、東京10区からの出馬を直訴。
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刺客候補として注目を浴びて知名度が全国区になる。無事当選する。
2016年 東京都知事選挙に当選
自民党での活躍の場が少なくなってきたのが原因と言われています。
2021年から起きること
2020年初頭から始まったコロナ禍において、大型商業施設・公共施設・教育機関などの多くでいまだに不自由な生活を余儀なくされています。
東京都内の公立小中学校に通う私の子供たちも、多くの学校行事が中止となり親として残念に思っています。
コロナ禍に対する具体的な執行権は、各都道府県にあります。国は予算をつけることが求められています。
小池都知事は果たして有効な手段がとれたのでしょうか。
2021年7月4日に都民の判断が下されます。
強すぎる追い風は時として強い向かい風になるでしょう。